新着情報

2019.06.26

日本油化学会 フレッシュマンセミナー(第20回)― 界面科学と界面活性剤 ―

エマルションの基礎と応用

エマルションは様々な分野で応用されています。しかしながら熱力学的に安定な平衡系ではないため、同じ組成であっても乳化手順や操作の違いにより、その状態は大きく異なります。本セミナーでは,エマルションの処方開発の基礎として適切な乳化剤の選択、乳化安定化理論および同一組成でも状態が異なる理由について解説した後、液晶やαゲルなど分子集合体を用いた最新の乳化技術とその応用例について発表いたしました。
2019.06.24

東京理科大学オープンカレッジ

化粧品のなりたち

化粧品の多くにはソフトマテリアルやコロイド分散系が応用されています。本講座では、①化粧品を取りまく社会環境と技術動向、②化粧品製剤の成り立ちと機能を発揮させるための仕組み、素材の使い方について解説いたしました。
2019.06.19

第51回化粧品技術基礎講習会

化粧品の原料

化粧品の様々な原料に関しまして、わかりやすく、簡単に説明させていただきました。
2019.05.25

日本化学会 第35回現代コロイド・界面化学基礎講座(界面コロイドラーニング)

界面活性剤多成分溶液系における相図の見方と製剤への応用

界面活性剤のような両親媒性化合物は、独特の溶解挙動を示すとともにさまざまな会合体を形成します。相平衡図(相図)を用いることにより、その挙動や性能を把握することができます。とくに油剤が存在する界面活性剤/水/油系の3成分系相図は、乳化、可溶化の状態と生成機構を理解する上で重要です。
コロイド化学初級~中級技術者に向け、相図の読み方・作り方、乳化・可溶化機構の理解と応用について解説を行いました。
2019.05.20

第9回 化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2019

世界で認められた自然からの贈りもの、セルロースナノファイバー!
アウロ・ヴィスコ™ CSのスキンケア化粧品への応用


天然由来成分で処方を組みたい!処方を安定化したい!でもべたつくのはイヤ!そんな悩みを解決するのがアウロ・ヴィスコTM CS!樹木から得られるパルプをナノオーダーまで細かくすることで、水を透明に増粘する機能が生み出されました。アウロ・ヴィスコTM CSは、みずみずしくてべたつきがないゲルを形成できるなど、今までにない化粧品用の水系増粘、分散剤です。
2019.05.20

第9回 化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2019

NIKKOL独自技術が生んだ新規メイク用表面処理顔料 
~効果実感!!超さらさらロングラスティングパウダー~


化学構造設計から効果実感まで、NIKKOL GROUPの独自技術により、高い撥水・撥油効果で汗・皮脂崩れをブロック、さらに伸びやかなさらさら使用感で、効果実感できるロングラスティングパウダーです。
2019.05.20

第9回 化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2019

広がるグリシン亜鉛コンプレックスの可能性
~環境ストレス対策スキンケアからヘアカラー持続効果まで~


NIKKOLグリシン亜鉛コンプレックスは、スキンケアからヘアケアまで幅広く使える原料です。スキンケア原料として、表皮と真皮のクロストークを介したエイジングケアから、大気汚染やブルーライトなどの環境ストレスに対応する機能まで幅広い効果を発揮します。さらにヘアケア原料としても、従来とは違うアプローチでカラーリング効果を持続させます。
2019.05.20

第9回 化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2019

優れた経皮吸収促進効果を有するベシクル
~ノニオン界面活性剤からなるNIKKOL ニコソーム PV~


NIKKOL ニコソーム PVはノニオン界面活性剤からなるベシクル素材です。リポソームと同様の二分子膜構造を有しており、有効成分の皮膚への浸透性を向上させます。コロイド科学技術により、水溶液への分散性、皮膚への浸透性を最適化したNIKKOL ニコソーム PVは、リポソームの代替えとして期待できます。
2019.04.25

技術教育出版セミナー

クレンジング、クリーム・乳液の処方技術講座

処方開発の基礎として、クレンジングおよび乳液・クリーム製剤の型、処方構成、素材の動向をまとめ、処方開発に不可欠な『乳化、可溶化、ゲル形成』と『界面活性剤の選択と適切な使い方』について解説いたしました。また、製剤の特性賦与および機構解析に必要な『界面活性剤の会合構造(液晶、D相、α-ゲル)とその見分け方』、『界面活性剤/油/水系の相図の読み方と処方設計への応用』など基礎的な内容の他、『実用系における訴求の変遷とそれに伴う処方の変化と動向』、『実処方でのトラブル事例と対処法』について補足説明をいたしました。
2019.03.22

CPhI Japan

半固形製剤の処方組みと原料特性
Design of Semi-Solid formulations and the properties of ingredients


薬剤だけでなく、製剤の長期的安定性は、製剤設計における重要なポイントです。安定な製剤をより短期間で処方組みしていくためには、各添加剤の原料特性を深く理解することが、重要な要素のひとつになります。本プレゼンテーションでは添加剤メーカーの視点に立って原料特性をご紹介しました。
2019.03.08

35th INTERNATIONAL ANNUAL MEETING IN PHARMACEUTICAL SCIENCES

Development of highly purified mono alkyl phosphate and its application to cosmetics

モノヘキサデシルリン酸アルギニン塩の相図を作成し、幅広い温度領域および濃度領域において安定なαゲルを形成することを見出しました。またこのαゲル構造を持つことで、保湿だけでなくシワの改善効果、キメの改善効果、大気汚染物質に対する耐性効果など様々な機能が発現することを解説しました。
2019.03.07

技術情報協会セミナー

相図を用いた乳化・可溶化の理解と実用系での機能性付与

界面活性剤のような両親媒性化合物は、独特の溶解挙動を示すとともにさまざまな会合体を形成します。相平衡図(相図)を用いることにより、その挙動や性能を把握することができます。とくに油剤が存在する界面活性剤/水/油系の3成分系相図は、乳化、可溶化の状態と生成機構を理解する上で重要です。
相図の読み方・作り方、相図を用いた乳化・可溶化の解析と製剤開発への応用について解説を行いました。
2019.02.15

JCCセミナー(一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター)

分子集合体を用いたエマルションおよびゲル

界面活性剤や両親媒性の脂質が形成する分子集合体(液晶やαゲル)を活用したエマルション、ゲルの生成と安定化、および化粧品への応用について解説を行いました。
また、実用面から分子集合体を利用するメリットについて示しました。
2019.01.15

日本化学会 第23回関西支部コロイド・界面実践講座:ソフト系の分散・凝集の評価法とその制御

乳化剤の界面特性評価とその選び方

エマルションは実用系において有用性の高い製剤であり、その生成、安定化、機能付与には乳化剤の選択と用い方が重要な因子となります。適切な乳化剤選択の基本となる界面特性の評価について「溶存状態と相挙動」「会合体の形成」「外的因子によるH/Lバランス変化」の観点から解説いたしました。
実例として『同一組成でありながら調製法で状態が大きく異なる理由』について考えていきます。そこから導かれた考えをもとに『微細で均一なエマルション調製のキーポイント』、『実用系に役立つ分子集合体を利用した乳化製剤』についても解説を行いました。
2018.12.21

IFSCC2018 ミュンヘン大会 国内報告会

浸透保湿促進効果を有するグリセリン誘導体

グリセリン誘導体であるPPG−24グリセレス−24は、水溶性であるにも関わらず、油性成分にもなじむ性質を有しています。そのため、PPG−24グリセレス−24を配合することにより、水系製剤の肌へのなじみも向上する可能性があります。本発表は、PPG−24グリセレス−24の界面化学的性質とともに、皮膚に対する機能として、保湿効果および浸透効果について検討しました。
2018.11.27

保湿化粧品開発の基礎と最新技術-皮膚科学・商品トレンドをベースに

タイトジャンクションの生理機能と化粧品素材開発への応用

皮膚の恒常性は、角化した細胞から構成される角層のバリアと表皮顆粒層に特異的に発現するタイトジャンクションのバリアにより保たれています。本講演では、近年研究が進んでいるタイトジャンクションの機能と化粧品分野への応用について述べました。
2018.11.25

第31回日本動物実験代替法学会

単層培養表皮細胞および再生ヒト表皮モデルにおけるDNAマイクロアレイ法を用いた各種遺伝子発現応答の比較

我々は、皮膚の三次元構造を模した再生ヒト表皮モデルおよび単層培養の正常ヒト表皮細胞を用いて、薬剤や刺激に対する応答性の評価を行っています。今回、モデル薬剤として化粧品に活性成分として広く用いられているビタミンC誘導体 (VC-PMg) を選定し、DNAマイクロアレイ法を用いて再生ヒト表皮モデルと単層培養細胞のそれぞれの評価系の違いによる薬剤応答性の差異に関する比較検討を行いました。試験を行う目的に応じ、再生表皮モデルまたは正常ヒト表皮細胞を選択し、適した培養時間にて試験を行うことが重要であると考えています。
2018.11.16

日本化学会 コロイド界面化学部会 第6回 分散・凝集科学技術講座

基礎から乳化を見つめなおす

乳化系は熱力学的に安定な系ではないため、目的とする状態や物性を再現良く得ることは難しく、経験やノウハウが必要ではないかと思われることが多々あります。乳化の基本である調製法、乳化剤の選択、安定化の理論と実用系に於ける理論とのギャップについて実例をあげて示したのち、『同一組成でありながら調製法で状態が大きく異なる理由』について考えていきます。そこから導かれた考えをもとに『微細で均一なエマルション調製のキーポイント』、『実用系に役立つ分子集合体を利用』について平易に解説を行いました。
2018.11.07

第65回界面科学部会秋季セミナー

新規パーフルオロポリエーテル誘導体の開発とメイク用処理粉体への応用

撥水・撥油性を付与するフッ素化合物はさまざまな分野で応用されていますが,表⾯処理剤として使⽤される「パーフルオロアルキル化合物」は,製造・使用に際して,厳しい規制が課され,年々強化されています。本講演では,その規制から完全にフリーとなる新規ポリパーフルオロポリエーテル誘導体をメイク用表面処理剤として開発致しました経緯および,作製した各種表面処理粉体の撥水・撥油性および滑り性について紹介しました。
2018.09.25

IFSCC 2018 Congress

Lysophosphatidic acid prevents sensitive skin via suppression of nerve growth using hiPS techniques induced by environmental pollutants

皮膚における神経伸長は、環境ストレスによって引き起こされることが分かってきました。健康な皮膚においてはセマフォリン3A(Sema 3A)が良く発現しており神経伸長因子(NGF)レベルが低い状態にありますが、一方でアトピー性皮膚炎や乾燥肌においてはSema 3AとNGFのバランスが崩壊していると言われています。すなわち、これらバランスの崩壊による表皮層への神経線維侵入を制御することが、健康な皮膚の維持に重要と言えます。本研究では、大気汚染物質の一つであるdiesel particulate extract (DPE)が神経伸長のバランス制御を崩壊させる可能性について明らかにすることを目的としました。その結果、DPEに曝露した正常ヒト表皮細胞から放出される因子によって、ヒトiPS細胞由来神経細胞の神経線維伸長が引き起こされることを見出しました。さらに、皮膚のバリア機能を高める素材としてリゾリン脂質(LPA)の作用を検証した結果、DPEによる神経伸長を抑制する作用を確認しました。そのメカニズムとして、LPAがSema 3Aの発現を顕著に増加させることを確認しています。以上の結果より、大気汚染物質が神経線維伸長を介した敏感肌をもたらす可能性があり、表皮バリア機能を高めることがこれらの改善に有効であることが示唆されました。
2018.09.25

IFSCC 2018 Congress

Booster of Penetration and Moisturizing Effect for Skin

グリセリン誘導体であるPPG−24グリセレス−24は、水溶性であるにも関わらず、油性成分にもなじむ性質を有しています。そのため、PPG−24グリセレス−24を配合することにより、水系製剤の肌へのなじみも向上する可能性があります。本発表は、PPG−24グリセレス−24の界面化学的性質とともに、皮膚に対する機能として、保湿効果および浸透効果について検討しました。
2018.09.01

オレオサイエンス(日本油化学会)

エマルションをつくる:パーソナルケアにおけるエマルションの調製の基本技術

『エマルションを作る』というタイトルで、私たちの日常生活になじみ深いパーソナルケア製品の基剤となるエマルションの構成と状態、調製法、適切な乳化条件の見極め、粘弾性挙動の制御、さらには応用として保湿効果の賦与について解説をおこないました。
エマルションは平衡系ではないので、組成が同じでも調製法により状態が大きく異なることがあります。したがって理論的な取扱いは困難であり、はじめて接する時に戸惑うことが多い系であると思われています。しかし、乳化過程における相状態やその変化を解析することにより、適切な乳化剤の選択や乳化プロセスの設定が可能になります。また、界面活性剤や極性脂質など両親媒性分子が形成する会合体が、微細な乳化粒子の生成、安定性、粘弾性挙動の制御に寄与し、保湿性など実用系における付加価値の賦与にも有効であることを示しました。
2018.08.28

第2回オレオマテリアル学術交流会

ポリグリセリン脂肪酸エステルからなるニオソームの二分子膜物性と経皮吸収性の関係性

非イオン性界面活性剤から構成されるベシクル状会合体は一般的にニオソームと呼ばれ、脂質から構成されるリポソームの問題点(高価格、低い安定性など)を改善した代替えとして期待されています。本発表では、非イオン性界面活性剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを用いたニオソームの調製、及び3次元皮膚モデルを用いて経皮吸収性を評価しました。さらに、経皮吸収性に及ぼすベシクルサイズとベシクル二分子膜の膜流動性の影響について検討した結果について発表致しました。
2018.07.20

第65回繊維応用技術研究会

界面活性剤の基礎と香粧品との関わり

一つの分子内に親水基と疎水基という、相反する性質の構造を有する物質を界面活性剤と呼びます。界面活性剤は我々が生活を営む上で欠かせない物質であり、様々な場面で使用されています。そこで、本講演ではその界面活性剤の分類や基礎的な物性について解説し、それらの香粧品分野での応用、最近の研究トピックスについて簡単に紹介しました。
2018.07.19

製剤機械技術学会(第12期 半固形製剤教育研修会)

エマルション・ゲル・液晶製剤と機能の賦与

両親媒性分子が形成する分子集合体の種類、形成条件、構造、状態の解析について説明を行った後、液晶やαゲルなど分子集合体を用いた最新の乳化技術とゲル、液晶製剤の設計と機能賦与について解説をしました。
2018.07.06

第48回化粧品技術基礎講習会

化粧品の原料

化粧品の様々な原料に関しまして、わかりやすく、簡単に説明させていただきました。
2018.06.30

東京理科大学オープンカレッジ

化粧品のなりたち

化粧品の多くにはソフトマテリアルやコロイド分散系が応用されています。
本講では、①化粧品を取りまく社会環境と技術動向、
②化粧品製剤として最も多く用いられているエマルションの生成法と粘弾性コントロール技術、
③液晶やゲルなど分子集合体を用いた特性・機能の発現法と化粧品への応用例について紹介いたしました。
2018.06.21

日本油化学会 フレッシュマンセミナー(第19回)― 界面科学と界面活性剤 ―

エマルションの基礎と応用

エマルションは様々な分野で応用されています。しかしながら熱力学的に安定な平衡系ではないため、同じ組成であっても乳化手順や操作の違いにより、その状態は大きく異なります。本セミナーでは,エマルションの処方開発の基礎として適切な乳化剤の選択、乳化安定化理論および同一組成でも状態が異なる理由について解説した後、液晶やαゲルなど分子集合体を用いた最新の乳化技術とその応用例について発表いたしました。
2018.06.18

第50回化粧品技術基礎講習会

化粧品の原料

化粧品の様々な原料に関しまして、わかりやすく、簡単に説明させていただきました。
2018.06.06

2nd IPCE Conference in Italy

Effects of a lipophilic pro-vitamin C derivative, tetra-isopalmitoyl ascorbic acid (VC-IP), on senile lentigos via controlling melanocyte-keratinocyte interactions.

ビタミンC は皮膚の恒常性維持に重要な役割を果たすことが知られています。そこで、香粧品中での安定性および皮膚透過性を改善したビタミンC 誘導体、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP) を開発しました。これまでに我々は、VC-IP が紫外線曝露後の皮膚において、活性酸素種の発生ならびにこれに続く炎症性応答を抑制することで、色素沈着の抑制に有効であることを報告しています。そこで今回、色素沈着症のなかで最も患者数が多いとされる老人性色素斑に着目をして、VC-IP の作用を検証したので報告しました。
2018.06.06

2nd IPCE Conference in Italy

New application of lipophilic vitamin C as a hair repairing agent
~repair of hair hydrophobicity and improvement of cuticle lifting~


油溶性ビタミンC(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル;VC-IP)は、その化学構造に着目すると酸無水物に類似する構造を有することから、ダメージ毛髪中のアミノ基と反応することが予想されます。ダメージ毛髪にVC-IP配合のスクワラン溶液を塗布することで、毛髪キューティクル剥離の改善、毛髪撥水性の向上を確認しました。本研究により、VC-IPがスキンケアにおける美白主剤としてのみならず、ダメージ毛髪の改善効果という新たな機能を有することを見出しました。
2018.05.21

International Investigative Dermatology 2018

Improvement of post-inflammatory hyperpigmentation (PIH) by ethyl linoleate via the regulation of fibroblast-derived factors

炎症後色素沈着は皮膚の炎症後に起こる一過性の色素沈着で、炎症に伴う基底膜破壊とこれに付随して真皮線維芽細胞由来因子の影響を受ける可能性が考えられています。我々は、三次元培養表皮モデルと線維芽細胞の共培養系を用いて、リノール酸誘導体が線維芽細胞由来因子の制御を介して、メラニン産生を制御することを見出しました。そこで、現在レーザー治療が主流である炎症後色素沈着(PIH) に対して、効果的に改善作用を示す可能性を考え、検証を行いました。ざ瘡後のPIHの被験者に2%リノール酸エチル配合製剤を4週間まで連用し、ターンオーバーおよび色素沈着について評価しました。その結果、連用2週後からPIHに起因するシミ、皮膚食、およびターンオーバーに対して有意な改善作用を示しました。すなわち、リノール酸エチルは真皮線維芽細胞由来因子を制御することで、PIHに対して効果的に作用することが期待されます。
2018.05.21

International Investigative Dermatology 2018

The effects of a natural derived fragrance on skin conditions via controlling the autonomic nerve system

 現在、環境的ストレスや内面的ストレスなどの内外的な要因によって皮膚老化が進行するという’エクスポソーム’というコンセプトが提唱されています。そこで、我々は心理的ストレスや睡眠不足などの要因に着目し、香りを用いて内的要因の変化によって皮膚老化の進行を抑制できるかどうかを確認しました。
 これまで、ローズオイル抽出物の香りによって、自律神経のバランスが変化し、鎮静効果を有することを確認してきました。そこで、これを試験試料とし長期的に連用した場合の心理的変化および生理的変化を確認しました。試験試料を連用することにより、軽度ストレスが低減されること、落ち込んでいた気分が前向きになり、活力が増加して活動的になる傾向であること、および寝つきが良く途中で目覚めにくい質の良い睡眠へ変化する傾向にあることが示唆され、心理的変化をもたらすことが確認されました。また、水分量および皮膚色による皮膚測定で肌状態の向上が認められ生理的変化への効果も確認されました。
 以上より、即時的な鎮静作用を有する香りを繰り返し使用することで、心理的変化および生理的変化をもたらし、長期的に皮膚老化の促進を抑制する可能性が示唆されました.。
2018.05.21

千葉科学大学・東京理科大学界面科学研究部門合同シンポジウム「αゲルについて考える会」

高純度モノアルキルリン酸が形成するαゲル

セチルリン酸は水中でアルギニン中和することで非常に安定なαゲルを形成することを既に報告しています。これはアニオン性界面活性剤でありながら、クラフト温度以下で自己組織体が形成するという特異な現象です。通常のアニオン性界面活性剤であれば経時的に水を放出してコアゲルへ転移するので、本系に含まれる水の挙動は非常に興味深いと考えられます。そこで本講演では、セチルリン酸アルギニン塩が水中で形成するαゲルの基本的な物性と内部に含まれる水の性質について簡単にお話ししました。
2018.05.14

日本化学会 第34回現代コロイド・界面化学基礎講座(界面コロイドラーニング)

界面活性剤多成分溶液系における相図の見方と製剤への応用

界面活性剤のような両親媒性化合物は、独特の溶解挙動を示すとともにさまざまな会合体を形成します。相平衡図(相図)を用いることにより、その挙動や性能を把握することができます。とくに油剤が存在する界面活性剤/水/油系の3成分系相図は、乳化、可溶化の状態と生成機構を理解する上で重要です。
コロイド化学初級~中級技術者に向け、相図の読み方・作り方、乳化・可溶化機構の理解と応用について解説を行いました。
2018.05.11

Colloid & Interface Communication Vol.43 No.2

モノヘキサデシルリン酸アルギニン塩が形成するαゲル中の水の挙動

モノセチルリン酸はL-アルギニンで中和することにより、水中で非常に安定なαゲルを形成します。αゲルとはラメラ液晶のような層状構造を持ちながらも液晶に比べて疎水基の運動性が乏しく、より固体的な性質をもった状態です。一般的にこの構造は経時的に水を放出して水和結晶に転移します。つまり水の保持がαゲルの安定化に重要であると考えられます。そこで本稿ではαゲル中に含まれる水に着目し、数種類の水の存在について検討しました。
2018.04.27

技術教育出版セミナー

クレンジング、クリーム・乳液の処方技術講座

処方開発の基礎として、クレンジングおよび乳液・クリーム製剤の型、処方構成、素材の動向をまとめ、処方開発に不可欠な『乳化、可溶化、ゲル形成』と『界面活性剤の選択と適切な使い方』について解説いたしました。また、製剤の特性賦与および機構解析に必要な『界面活性剤の会合構造(液晶、D相、α-ゲル)とその見分け方』、『界面活性剤/油/水系の相図の読み方と処方設計への応用』など基礎的な内容の他、『実用系における訴求の変遷とそれに伴う処方の変化と動向』、『実処方でのトラブル事例と対処法』について補足説明をいたしました。
2018.03.28

日本薬学会第138年会

可視光線の曝露により誘導される皮膚老化に対するグリシン亜鉛の可能性

【目的】近年、光老化の原因とされる太陽光は紫外線のみならず、可視光線や赤外線にまで広く議論が及んでいます。特に、波長が400から500 nm前後の強いエネルギーをもつブルーライト(BL)は、太陽光だけでなくスマートフォンやパソコン、テレビなどのディスプレイから発せられ、私たちの日常生活において曝露される機会が急激に増加しています。実際に、皮膚における活性酸素種 (ROS) の産生、表皮における分化・増殖、また炎症性サイトカインの分泌、および真皮におけるマトリックス構造の破壊に寄与することが報告されています。そこで、これらに起因する皮膚ダメージの緩和を目的として、表皮細胞の抗酸化機能を増強することが報告されているグリシン亜鉛の作用について検証を行ったので報告します。
【方法】三次元培養表皮モデルSkinEthicTM RHE (EPISKIN) に対し、BLを照射しました。その後、試験試料を角層側から適用し、一定時間培養した。培養後の組織で凍結切片を作成し、Fluorescein–5-thiosemicarbazide (5-FTSC) でカルボニルタンパク(CP)を、Hoechst 33258で細胞核を染色し、蛍光顕微鏡で観察を行いました。また、正常ヒト線維芽細胞 (NHDFs) に対しBLを照射した後に試験試料を含有する培地で一定時間培養し、コラーゲンおよびエラスチン遺伝子発現量をRealtime RT-PCR法で評価しました。
【結果および考察】表皮モデルでは、BL曝露によりCPの増加とグリシン亜鉛の適用による抑制作用が認められた。さらにNHDFsでは、BL曝露によりコラーゲンとエラスチンのmRNA発現量は有意に減少し、グリシン亜鉛の適用による回復作用が認められました。以上、グリシン亜鉛は細胞内の抗酸化システムの増強により、可視光であるBLによる皮膚老化に対しても有効性を示すことが示唆されました。
2018.03.22

『化粧品科学へのいざない』シリーズ 第2巻「化粧品を支える科学技術」

分子集合体を用いたエマルションおよびゲル

機能性の化粧品製剤の調製における分子集合体形成の意義について解説いたします。エマルション中に液晶やαゲル相が形成されると、安定性やレオロジー特性などエマルションの物理化学特性が顕著に変化します。乳化過程における相挙動と液晶膜の局所運動性の解析から、分子集合体の形成を促す要因と水を保持する機構が明らかとなりました。擬似セラミドなどの極性脂質を主成分とするエマルションは、脂質2分子膜と水が交互に配列したマルチラメラエマルションを形成します。マルチラメラエマルションは細胞間脂質と同様の機構で水を結合水として保持し、乾燥荒れ肌の保湿機能を回復させます。
2018.03.15

Journal of Oleo Science

Chimyl Alcohol Suppresses PGE2 Synthesis by Human Epidermal Keratinocytes Through the Activation of PPAR-γ

キミルアルコールはアルキルグリセリルエーテルとしての化学構造を持ち、化粧品製剤には乳化安定剤として配合されています。一方、欧州では伝承的に抗炎症作用を有することが知られています。本研究では、光老化皮膚のトリガーとして考えられるUVBにより惹起される皮膚炎症に対するアルキルグリセリルエーテルの作用を検証しました。キミルアルコールはCOX-2発現とPGE2合成の抑制を介して、UVB曝露による細胞ダメージを軽減する作用が確認されました。さらに、キミルアルコールはUVB曝露により上昇する細胞内ROSレベルに対しても有意な抑制作用を示すことが確認され、この作用はPPAR-γを起点とするNrf-2シグナルの活性化を介した細胞内抗酸化システムの活性化によるものであることが明らかになりました。以上より、我々はキミルアルコールがUVB曝露による皮膚ダメージに対して有効な成分として提案します。
2018.03.07

情報機構セミナー

界面活性剤の相図の基礎と製剤への応用技術

相図(相平衡図)を用いると界面活性剤の挙動や特性を知ることができます。また相図の応用により、乳化や可溶化の機構、最適条件の設定、乳化・可溶化能を解析することが可能となります。
本、セミナーでは『相平衡と相図の基本ルール、相図の読み方と作成法』について解説を行ったのち、界面活性剤/水2成分系を用いて相図を用いてクラフト点、曇点、相転移、液晶、コアゲル、αゲル、D相など、両親媒性分子の挙動について理解していただきました。次に、最適乳化・可溶化条件の設定、両連続を含むマイクロエマルションの生成や界面活性剤選択の基準、応用として、製剤開発における機能発現や特性賦与お話しいたしました。
2017.12.18

日本歯周病学会60周年記念京都大会

再生ヒト歯肉上皮モデルを用いた歯周病様炎症応答モデルの構築

 オーラルケアおよび歯周病対策は、高齢化社会に伴う人々のQOL向上に欠かすことができません。我々は、再生ヒト歯肉上皮モデルを用い、LPSを0~200μg/mL含有する培地にて培養することで、in vitro試験系において歯周病様の炎症特性を示すモデルを構築できないか検討しました。その結果、培地へのLPS添加により、有意な炎症因子の増加とバリア機能の低下が確認されました。また組織切片像の観察において、細胞および角化層に隙間が多く認められる所見が観察されました。この炎症誘導モデルを応用することで,抗炎症および抗歯周病作用をターゲットとする様々な薬剤評価や基礎的研究に活用されることが期待されます。
2017.12.17

日本研究皮膚科学会 (JSID)

A SHISO extract prevents the House-dust induced impairment of epidermal barrier function through an anti-inflammatory process.

ハウスダストは、ダニを含む主要なアレルゲンとして広く認知されていますが、これらアレルゲンは皮膚バリア機能の恒常性を破壊することが知られています。先行文献によれば、テープストリップ法によりバリア破壊を行った摘出皮膚に対し、花粉のアレルゲンであるCryj1を適用することで、経皮水分蒸散量 (TEWL) の上昇、ならびに皮膚バリア機能の回復過程における角層脂質の分泌が遅延することが確認されています。そこで我々は、三次元培養表皮モデル (Reconstructed human epidermal equivalents; RHEEs) を用いて、日常的に曝露されるアレルゲンであるハウスダストを選択した際のバリア破壊に対する影響を評価しました。続いて、抗炎症作用を有するシソエキスを選択し、ハウスダストによる皮膚ダメージの改善作用を評価したので報告しました。
2017.12.12

毛髪科学

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルによるダメージ毛髪の改善効果

毛髪は日常的な外部ダメージ(熱、摩擦、紫外線など)により、撥水性の低下、キューティクルの剥離といった現象が起こり、これらはダメージ感として認識されます。本研究では、油溶性ビタミンC誘導体であるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルとダメージ毛髪中のアミノ基との反応性に着目し、ダメージ毛髪に対するテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの持続的な改善効果について検討しました。その結果、種々の油剤と比較して、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルのみがアミノ基との反応性に優れることをアミノ修飾ガラス基板を用いた接触角測定により確認しました。また、過剰洗浄後の水の接触角が撥水性を示すことから、ヘキシルデカン酸がガラス基板上のアミノ基と化学的に結合したことが示唆されました。ダメージ毛髪に対しても同様にテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの塗布により、毛髪撥水性の回復が確認でき、加えてキューティクルの剥離の改善も確認できました。
2017.12.07

第81回SCCJ研究討論会

炎症後色素沈着に対するリノール酸エチルの臨床作用

炎症後色素沈着は皮膚の炎症後に起こる一過性の色素沈着で、ニキビ跡や虫刺され跡も同症状に分類されます。一般的に色素沈着は、表皮のターンオーバー遅延に伴う表皮内部でのメラニン停滞と排泄異常が一因となって形成されることが報告されています。我々は、リノール酸誘導体が、表皮細胞へのメラノソームの取り込みを制御することで、表皮のターンオーバー遅延を改善する可能性を見出しました。そこで本研究では、リノール酸誘導体が同様のメカニズムを介して炎症後色素沈着(PIH) に対して改善作用を示す可能性について検証を行いました。PIHの被験者に2%リノール酸エチル配合製剤を4週間まで連用し、ターンオーバーおよび色素沈着について評価しました。その結果、連用2週後からターンオーバーと色素沈着の有意な改善が確認されました。以上より、リノール酸誘導体は皮膚のターンオーバーを正常化することで、PIHを含む皮膚の色むらを改善する作用が期待されます。
2017.12.07

第81回SCCJ研究討論会

ヤシ果実オイルによる皮膚常在細菌叢の改善と皮膚への臨床作用

ヒトの皮膚常在菌叢 (皮膚フローラ) は皮膚の恒常性維持や疾患に関与することが報告されています。特に常在細菌により皮脂から生成される遊離脂肪酸が、皮膚のバリア機能やpH調節などの生理機能に関連することが報告されています。そこで皮膚に対して様々な有用性が報告されているリノール酸などの脂肪酸により構成されるトリグリセライドを豊富に含むヤシ果実オイルが、皮膚フローラと皮膚生理機能に与える影響を検討しました。皮膚フローラは次世代シーケンサーによりフローラ中の全菌種の存在比率を解析し、皮膚生理機能に関連する各パラメータはVISIAにより評価しました。その結果、皮膚フローラを構成する菌類の多様性の低い群 (フローラの状態が悪い群) において増加するP. acneが理想比率に改善しました。またアトピーや腋臭の原因となるCorynebacterium属が減少しました。皮膚パラメータは、茶ジミ、キメおよびシワの改善が認められました。このことからヤシ果実オイルは皮膚フローラに対して影響することが示され、皮膚生理機能の改善を促す可能性が示唆されました。
2017.11.30

IFSCC国内報告会

新規油溶性ビタミンC 誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル (VC-IP) の色素細胞-表皮細胞相互作用の制御による老人性色素沈着に対する作用

ビタミンC は皮膚の恒常性維持に重要な役割を果たすことが知られています。そこで、香粧品中での安
定性および皮膚透過性を改善した新規ビタミンC 誘導体、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
(VC-IP) を開発しました。これまでに我々は、VC-IP が紫外線曝露後の皮膚において、活性酸素種の発生な
らびにこれに続く炎症性応答を抑制することで、色素沈着の抑制に有効であることを報告しています。
そこで今回、色素沈着症のなかで最も患者数が多いとされる老人性色素斑に着目をして、VC-IP の作用
を検証したので報告しました。
2017.11.08

第1回 オレオマテリアル学術交流会

吸水性パウダーの化粧品への応用

本発表では、ポリアクリル酸系吸水性パウダーの化粧品用途に関する研究について報告しました。
本研究に用いた吸水性パウダーは、球状で、吸水倍率約24倍のものです。水を吸収することにより、各粒子が膨らみ、系を粘性液からゲルなど状態を変化させます。また、素早く吸水するため、容易に膨潤可能です。この吸水性パウダーを化粧品に配合することにより、高い凹凸補正による小じわ・毛穴隠し効果や、ユニークな感触・剤型を付与することが可能となります。
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