新着情報

2017.12.12

毛髪科学

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルによるダメージ毛髪の改善効果

毛髪は日常的な外部ダメージ(熱、摩擦、紫外線など)により、撥水性の低下、キューティクルの剥離といった現象が起こり、これらはダメージ感として認識されます。本研究では、油溶性ビタミンC誘導体であるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルとダメージ毛髪中のアミノ基との反応性に着目し、ダメージ毛髪に対するテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの持続的な改善効果について検討しました。その結果、種々の油剤と比較して、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルのみがアミノ基との反応性に優れることをアミノ修飾ガラス基板を用いた接触角測定により確認しました。また、過剰洗浄後の水の接触角が撥水性を示すことから、ヘキシルデカン酸がガラス基板上のアミノ基と化学的に結合したことが示唆されました。ダメージ毛髪に対しても同様にテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの塗布により、毛髪撥水性の回復が確認でき、加えてキューティクルの剥離の改善も確認できました。
2017.12.07

第81回SCCJ研究討論会

炎症後色素沈着に対するリノール酸エチルの臨床作用

炎症後色素沈着は皮膚の炎症後に起こる一過性の色素沈着で、ニキビ跡や虫刺され跡も同症状に分類されます。一般的に色素沈着は、表皮のターンオーバー遅延に伴う表皮内部でのメラニン停滞と排泄異常が一因となって形成されることが報告されています。我々は、リノール酸誘導体が、表皮細胞へのメラノソームの取り込みを制御することで、表皮のターンオーバー遅延を改善する可能性を見出しました。そこで本研究では、リノール酸誘導体が同様のメカニズムを介して炎症後色素沈着(PIH) に対して改善作用を示す可能性について検証を行いました。PIHの被験者に2%リノール酸エチル配合製剤を4週間まで連用し、ターンオーバーおよび色素沈着について評価しました。その結果、連用2週後からターンオーバーと色素沈着の有意な改善が確認されました。以上より、リノール酸誘導体は皮膚のターンオーバーを正常化することで、PIHを含む皮膚の色むらを改善する作用が期待されます。
2017.12.07

第81回SCCJ研究討論会

ヤシ果実オイルによる皮膚常在細菌叢の改善と皮膚への臨床作用

ヒトの皮膚常在菌叢 (皮膚フローラ) は皮膚の恒常性維持や疾患に関与することが報告されています。特に常在細菌により皮脂から生成される遊離脂肪酸が、皮膚のバリア機能やpH調節などの生理機能に関連することが報告されています。そこで皮膚に対して様々な有用性が報告されているリノール酸などの脂肪酸により構成されるトリグリセライドを豊富に含むヤシ果実オイルが、皮膚フローラと皮膚生理機能に与える影響を検討しました。皮膚フローラは次世代シーケンサーによりフローラ中の全菌種の存在比率を解析し、皮膚生理機能に関連する各パラメータはVISIAにより評価しました。その結果、皮膚フローラを構成する菌類の多様性の低い群 (フローラの状態が悪い群) において増加するP. acneが理想比率に改善しました。またアトピーや腋臭の原因となるCorynebacterium属が減少しました。皮膚パラメータは、茶ジミ、キメおよびシワの改善が認められました。このことからヤシ果実オイルは皮膚フローラに対して影響することが示され、皮膚生理機能の改善を促す可能性が示唆されました。
2017.11.30

IFSCC国内報告会

新規油溶性ビタミンC 誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル (VC-IP) の色素細胞-表皮細胞相互作用の制御による老人性色素沈着に対する作用

ビタミンC は皮膚の恒常性維持に重要な役割を果たすことが知られています。そこで、香粧品中での安
定性および皮膚透過性を改善した新規ビタミンC 誘導体、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
(VC-IP) を開発しました。これまでに我々は、VC-IP が紫外線曝露後の皮膚において、活性酸素種の発生な
らびにこれに続く炎症性応答を抑制することで、色素沈着の抑制に有効であることを報告しています。
そこで今回、色素沈着症のなかで最も患者数が多いとされる老人性色素斑に着目をして、VC-IP の作用
を検証したので報告しました。
2017.11.08

第1回 オレオマテリアル学術交流会

吸水性パウダーの化粧品への応用

本発表では、ポリアクリル酸系吸水性パウダーの化粧品用途に関する研究について報告しました。
本研究に用いた吸水性パウダーは、球状で、吸水倍率約24倍のものです。水を吸収することにより、各粒子が膨らみ、系を粘性液からゲルなど状態を変化させます。また、素早く吸水するため、容易に膨潤可能です。この吸水性パウダーを化粧品に配合することにより、高い凹凸補正による小じわ・毛穴隠し効果や、ユニークな感触・剤型を付与することが可能となります。
2017.11.02

日本化学会 コロイド界面化学部会 第5回 分散・凝集科学技術講座

新しい乳化系をどうやって開発するか

乳化系の設計は、化粧品・医薬品など実用分野において機能・特性発現の基本となります。有効な乳化系を開発するための基礎として、『同一の組成でありながら、調製手順により乳化状態や安定性が全く異なる理由』、『微細で均一な乳化粒子の生成に欠かせない基本的な考え方とその解析手法』を理解していただいた後、界面活性剤/両親媒性物質がつくる液晶、αゲルなどの分子集合体を利用したエマルションの調製・安定化、実用系における機能賦与の応用事例についてお話しました。
2017.10.26

IFSCC conference 2017

新規油溶性ビタミンC誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル (VC-IP) の色素細胞-表皮細胞相互作用の制御による老人性色素沈着に対する作用

ビタミンCは皮膚の恒常性維持に重要な役割を果たすことが知られています。そこで、香粧品中での安定性および皮膚透過性を改善した新規ビタミンC誘導体、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル (VC-IP) を開発しました。これまでに我々は、VC-IPが紫外線曝露後の皮膚において、活性酸素種の発生ならびにこれに続く炎症性応答を抑制することで、色素沈着の抑制に有効であることを報告しています。そこで今回、色素沈着症のなかで最も患者数が多いとされる老人性色素斑に着目をして、VC-IPの作用を検証したので報告します。NHEMs-NHEKsの共培養においてメラニン産生の抑制ならびにデンドライトの伸長抑制作用が確認されました。また、老人性色素沈着に対しても、色素沈着部位の明度の上昇ならびに皮膚の色ムラ改善作用が確認され、被験者の自己評価においても実効感について高い満足度を得ました。以上より、老人性色素斑は露光部で観察されるET-1の過剰分泌に関連する色素沈着症でありますが、VC-IPは過剰に分泌されたET-1を制御することによって、色素沈着改善に作用することが期待されます。
2017.10.26

IFSCC conference 2017

New application of lipophilic vitamin C as a hair repairing agent
~Repair of hair hydrophobicity and improvement of cuticle lifting~


NIKKOL VC-IP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)は油溶性のビタミンCであり、美白作用を有するプロビタミンCとしてスキンケアで使用されています。本研究では、ダメージ毛髪中のアミノ基に着目し、ダメージ毛髪に対するNIKKOL VC-IPの効果を検討しました。ダメージ毛髪に少量のNIKKOL VC-IPを配合したオイルを塗布することで、荒れたキューティクルが改善し、毛髪の撥水性も回復することを確認しました。この結果は、ガラス基板を用いたアミノ基と種々の油の反応性の結果とも良い相関性を示し、NIKKOL VC-IPがダメージ毛髪中のアミノ基と反応することでダメージ毛髪を改善したと考えられます。
2017.10.22

第33回日本ストレス学会

香りの鎮静作用によるストレス応答の低減および肌状態向上への影響

 私たちの身の回りにはストレスを誘発する因子が多く存在し、日本人の自覚的なストレス認知は増加傾向にあるといわれています。人はストレスに曝されることで、それに対抗するために交感神経機能を高くします。しかし、その状態が続くことで適応エネルギーが著しく消耗し、その結果、抵抗力が失われ、睡眠障害、疲労感、血行不良などの症状が誘発されることが示唆されています。そのため、社会生活の健全性を保つために、高位状態の交感神経機能を解除することは重要なことであります。また、香気成分により即時的に副交感神経機能を上げる鎮静作用は古くから知られておりますが、長期的な変化に着目し、具体的な症状の改善効果を示した研究例は少ないものです。
 そこで、鎮静効果を有することが示唆されているアロマスクワランローズを試験試料として用い、連用使用した場合の心理的変化および生理的変化を確認しました。試験試料の長期連用により、寝つきが良く途中で目覚めにくい質の良い睡眠へ変化したこと、軽度ストレスが低減されることおよび落ち込んでいた気分が前向きになり、活力が増加して活動的になることが示唆され、心理的変化をもたらすことが確認されました。一方、水分量および皮膚色による皮膚測定で肌状態の向上が認められ生理的変化への効果も確認されました。
 以上より、即時的な鎮静作用を有する香りを繰り返し使用することで、心理的変化および生理的変化をもたらし、長期的に症状の改善効果を促す可能性が示唆されました。
2017.10.06

技術教育出版セミナー

液晶、αゲルを応用した保湿化粧品の製剤技術と機能解析

両親媒性の分子の無限会合体である液晶やαゲルは、化粧品製剤の調製のほか保湿効果、持続性など機能賦与に応用されます。
本セミナーでは、結晶、液晶、αゲルの構造・状態の違いとその解析法について解説を行った後、αゲルの生成・安定化およびαゲルを形成させて保湿能を高めたマルチラメラエマルションの調製とその保湿効果発現の機構について解説しました。
2017.09.30

European Society for Dermatological Research (ESDR)

新規油溶性ビタミンC誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル (VC-IP) の老人性色素斑改善作用に対する色素細胞-表皮細胞相互作用の関与

老人性色素斑は代表的な色素沈着症の一つとして知られており、顔面、背中などの露光部位に現れる光老化皮膚の兆候です。ビタミンCは皮膚の恒常性維持に重要な役割を果たすことが知られており、特に美白剤として広く知られています。これまでに我々は、VC-IPが紫外線曝露後の皮膚において、活性酸素種の発生ならびにこれに続く炎症性応答を抑制することで、紫外線による色素沈着の抑制に有効であることを報告しています。そこで今回、色素沈着症のなかで最も患者数が多いとされる老人性色素斑に着目をしてVC-IPの臨床作用を検証したところ、有意な改善作用が認められました。そこで、これら作用に寄与するVC-IPのメカニズムについて、さらにin vitro細胞培養系を用いて検証を行った結果、老人性色素斑部位で過剰な分泌が報告されているエンドセリン-1によって誘導されるメラニン産生ならびに色素細胞のデンドライト伸長に対して抑制作用を示すことが明らかとなりました。以上より、老人性色素斑部位においては、エンドセリン-1に起因する過剰なメラニン産生やデンドライトの伸長がもたらされている可能性が示唆され、VC-IPはこれらに対して抑制作用を介して老人性色素斑の改善作用を示す可能性が示唆されました。
2017.09.28

第56回日本油化学会年会

ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いたニオソーム調製とその経皮吸収特性

非イオン界面活性剤によって構成されるベシクルは一般的にニオソームと呼ばれ、リン脂質から構成されるリポソームの代替えとして期待されています。非イオン界面活性剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを用いて、これら数種を最適な比率で調製することで、優れた安定性と経皮浸透性を示すニオソームを形成することを見出しました。さらに、調製したニオソームはリン脂質からなるリポソームと比べ、優れた経皮浸透性を示すことが皮膚モデル系を用いた評価から明らかになりました。
上記詳細な検討結果について発表しました。
2017.09.22

第50回SCCJセミナー

メイクトレンド・生活場面からのクレンジング開発

メイクアップ化粧品ベースとして、汗や皮脂に崩れない高持続製剤が普及しています。一方、役目を終えたメイクを素早く肌に優しく、しかもサッと洗って落としたいということから、メイク落としの場は水場へと移行しています。
高持続油性化粧料を素早く溶解・分散するためには「親油性」であること、速やかに洗い流すためには「親水性」であることが不可欠となります。これを満足させるための製剤技術、更にはより水に強い油性メイク落としへの深化と、その性能を伝えるための苦労?・・についてお話ししました。 
2017.09.13

第56回日本油化学会年会

新規パーフルオロポリエーテル誘導体被覆顔料の開発と機能

メイクアップ製品中の各種顔料には、感触の改良や化粧崩れ防止の目的で、脂肪酸、シリコーン誘導体、アルキルシラン、フッ化アルキル化合物などで表面処理を施したものが頻用されています。前回、パーフルオロポリエーテル(PFPE)を主鎖に持つ表面処理剤を開発し、各種粘度鉱物に表面処理した粉体が優れた撥水性、撥油性を有すると共に、非常に低い摩擦係数を有する事を報告しました。
今回、同様の処理を施した化粧用各種有色顔料について、その性能と色調への影響を報告しました。
2017.09.06

31th Conference of The European Colloid and Interface Society

Preparation of elastic niosome by polyglycerol fatty acids and skin penetration property

Molecular assembly with vesicle formation composed of nonionic surfactants is usually called Niosomes. They have been expected as alternative to liposomes in order to improve the liposome problems such as expensive cost, lower physicochemical stability, and so on. From the above background, there are some of reports about the preparation of niosomes, but they prepared the niosomes by using the specific preparation methods such as super critical carbon dioxide. If the preparation methods are improved more easily, the application of niosomes is expand to the industry area. In this study, we developed the niosomes having easy preparation, higher stability, and excellent skin permeability.
 As a result of the combination of polyglycerol fatty acids, the niosomes with high stability and small particle size were prepared by using optimal ratio of decaglycerol diisosterate and decaglycerol laurate. And the vesicle formation was confirmed by cryo-TEM. It is considered that higher liquidity of the isostearic acid in the surfactant increase the dispersion ability in the system and help to easily form lamellar membrane structure. In addition, the membrane fluidity improved the niosome’s stability.
 Finally, the skin permeability of the prepared niosomes with above condition was evaluated by using the 3D skin model. In this result, the prepared niosomes showed higher skin permeability compared with the liposome made by hydrogenated lecithin and the polyglycerol fatty acid aqueous solution. The small vesicle size and the higher membrane fluidity of the prepared niosomes contributed to the above higher skin permeability.
2017.09.06

第68回コロイドおよび界面化学討論会

セチルリン酸アルギニン塩が形成するαゲル中の水の動き

モノヘキサデシルリン酸はL-アルギニンで中和することで、幅広い温度および濃度範囲において非常に安定なαゲルを形成する。これは通常のアニオン性界面活性剤では得られない特異な現象であり、αゲルに含まれる水が重要な役割を担っていると考えた。FT-IRやパルスNMRなどで検討した結果、系内には束縛度の違う数種類の水の状態が存在していることを明らかにした。
2017.08.30

International Pigment Cell Conference (IPCC)

Interactions between melanocytes and neighboring cells: the contribution of fibroblasts to the ethyl linoleate-induced inhibition of melanogenesis

Interactions between melanocytes and neighboring cells such as keratinocytes and fibroblasts play important roles in regulating human skin color. Previously, it was reported that several paracrine factors derived from neighboring cells regulate melanin synthesis in melanocytes. However, the regulatory mechanisms of interactive communications among these various types of cells are still unclear. The purpose of this study was to elucidate whether the presence of fibroblasts affects melanogenesis using a co-culture system of fibroblasts and melanocytes and a reconstructed 3D epidermis containing melanocytes. Our results showed that the presence of fibroblasts decreased melanin synthesis in co-cultured melanocytes and in melanocytes in the 3D epidermis. Further, we found that the fibroblast-induced inhibitory effect of melanogenesis was diminished when aged fibroblasts were used compared to young fibroblasts and this was confirmed by the altered of tyrosinase levels determined by Western blotting analysis. We then evaluated the effect of ethyl linoleate, a derivative of linoleic acid known as a skin lightening agent that degrades tyrosinase via the ubiquitin proteasome system, on melanin synthesis using the co-culture system composed of melanocytes and fibroblasts. The results revealed that ethyl linoleate remarkably decreased melanogenesis in melanocytes in the presence of fibroblasts, while that inhibitory effect was limited in the absence of fibroblasts. These results suggest that interactions between melanocytes and fibroblasts contribute to the inhibitory effect of ethyl linoleate on melanogenesis.
2017.08.25

フレグランスジャーナルセミナー(Fragrance Journal Korea)

界面活性剤、エマルションおよびゲル製剤技術

界面活性剤および乳化の基礎と液晶、αゲルを用いた微細エマルションの調製法、実際の製品への応用例について解説を行った。
以下のような項目を含む。
「乳化と可溶化の違い」「これだけは知っておきたい界面活性剤の基本物性」「乳化と安定化の基礎知識」「乳化における界面活性剤の選択の基準」「相図の基礎と相図を用いた最適条件の設定」「微細なエマルションの調製」「液晶・αゲルの調製と乳化系への応用」「液晶、αゲルを応用したユニークな製品の開発」
2017.08.15

フレグランスジャーナル2017年8月号

環境ストレスによる皮膚ダメージを緩和する化粧品有効成分とその応用可能性

Recently, the exposome was defined as total exposures from environment. The relation between the exposome factors and skin damage has really attracted attention. The contribution of air pollution has been studied. In addition, the focus of sun radiation have been shifting not only UV radiation but also including visible light and infrared ray. And most recently, the study focusing on the combination of these exposome is activated. Therefore, we propose the importance of skin protection from exposome. Here, we introduce the effects of ethyl 2,4-dicarboethoxy pantothenate (vitamin B5 derivative, NIKKOL PANTVEIL), and zinc glycinate complex (NIKKOL ZINC-GLYCINE COMPLEX) for protection and/or recovery of the air pollution and the ability of zinc glycinate against blue light induced skin damage.
2017.07.10

91st ACS Colloid and Surface Science Symposium

alpha-gel properties of highly purified mono hexadecyl phosphate arginine/fatty alcohol/water system

We have already reported that mono hexadecyl phosphate neutralized with arginine (C16MP-Arg) organized very stable alpha-gel structure in the water. In this study, we investigated the effect of adding fatty alcohol into C16MP-Arg/water alpha-gel.
2017.07.10

91st ACS Colloid and Surface Science Symposium

Liquid Crystal and α-gel-Based Emulsion and Soft Gel Formulations for Skin-care

Unique formulations, soft gel, micro gel dispersion and multilamellar emulsion, were produced using the lamellar liquid crystal and the stable α-gel obtained from L-arginine salt of long-chain monoalkyl phosphates.
Lamellar liquid crystal of L-arginine β-branch-type long-chain monoalkyl phosphate was applied to the preparation of gel-like oil-in-liquid crystal (O/LC) emulsions of high internal phase ratios, and fine O/W emulsions (Figure 1). This liquid crystal emulsification was available for a wide variety of oils of various polarities, and even for silicone oils and perfluoropolyethers. From the phase behavior during emulsification and analysis of the dynamic behavior of the liquid crystal membrane, it is concluded that the unique property of liquid crystal emulsification is attributed to the independence of liquid crystal membrane as a phase against oil and water.
The stable α-gel was formed with L-arginine linear long-chain monoalkyl phosphate. It stabilized the α-gel of mixed system with polar lipids. The stabilization was accomplished by the bulky hydrophilic group showing strong intermolecular interaction which stimulates the molecular association but suppresses the precipitation of β- or γ-crystals. Multilamellar emulsions in which emulsion droplets possess layered structure of α-gel was produced with L-arginine hexadecyl phosphate as the emulsifier. It showed strong skin moisturizing effect in the identical mechanism with intercellular stratum corneum lipids.
These formulations are suitable for skin-care products.
2017.07.07

第47回化粧品技術基礎講習会(大阪)

化粧品の原料

下記の原料について説明した。

化粧品のボディを形成する原料
化粧品に効能・効果を与える原料
化粧品の品質を保持する原料
化粧品に色・においを付与する原料
2017.06.30

フレグランスジャーナル2017年6月号

皮膚の内側と外側からの多角的アプローチでシワを改善する新規化粧品原料の提案

Wrinkle formation is one representative symptoms of age skin. It was reported that there were two types of wrinkles such as fine wrinkles and deep wrinkles associated with the alterations of epidermis and dermis respectively. Skin dryness and the following inflammation process caused fine wrinkles. On the other hand, radiance and following the functional depressions of dermis caused deep wrinkles. Thus, it is important to choose an appropriate ingredient depending on the target tissue to inhibit wrinkle formation. Here, we propose three ingredients as follows; purified mono alkyl phosphate (NIKKOL purephos α) for fine wrinkles, δ-biphenylene (viniderm) for deep wrinkles. Finally, these ingredients showed anti-wrinkle effects via recovery of functional depression of skin. Moreover, we also propose the visual effects by makeup ingredient using cross-polymer (Aron NT-Z).
2017.06.27

第49回化粧品技術基礎講習会

化粧品の原料

下記原料について説明した。

化粧品のボディを形成する原料
化粧品に効能・効果を与える原料
化粧品の品質を保持する原料
化粧品に色・においを付与する原料
2017.06.20

日本油化学会 フレッシュマンセミナー(第18回)― 界面科学と界面活性剤 ―

エマルションの基礎と応用

乳化技術は用途に応じて、様々な分野でいられる。本演題主とし粧品や食品分野で応用される様々な乳化法について、原理からその応用までを解説した。
2017.06.12

Cosmetic Science and Technology

Effect of Molecular Assembly for the Emulsion and Gel Formulations

The significance of molecular assemblies for preparation of functional cosmetic formulation will be reviewed. When a liquid crystal or α-gel phase is formed in an emulsion, the physical properties like stability and the rheology property will change markedly. From the phase behavior during emulsification and analysis of the local motion of the liquid crystal membrane, it was confirmed that the interaction between a surfactant and a polyol molecule such as glycerol promotes hydrogen bonding and enhances the strength of the liquid crystal membrane, which results in the formation of oil-in-liquid crystal (O/LC) emulsions.  Though an α-gel is thermodynamically metastable, it can be stabilized by selecting proper molecules and therefore applicable as a cosmetic base.
When a self-organizing artificial stratum corneum lipid containing pseudo-ceramide was used as a principal component of the oil, a multilamellar emulsion of concentric lamellar structure was generated. This multilamellar emulsion supplements the physiological function of the stratum corneum by a similar mechanism as that of the natural intercellular lipids.
2017.06.10

日本香粧品学会

UVB照射により惹起される皮膚の炎症部位におけるアルキルグリセリルエーテルの炎症部位特異的な抗炎症作用

【目的】 バチルアルコール、キミルアルコールはアルキルグリセリルエーテルとしての化学構造を持ち、化粧品製剤には乳化安定剤として配合されている。一方、欧州では伝承的に抗炎症作用を有することが知られている。多くの皮膚トラブルには、日常的に曝露される化学物質あるいは乾燥や紫外線により誘導される炎症が関与することが知られている。皮膚炎症惹起因子のなかでも慢性的な紫外線曝露は、皮膚老化を加速し、その皮膚老化は光老化として定義されている。本研究では、光老化皮膚のトリガーとして考えられるUVBにより惹起される皮膚炎症に対するアルキルグリセリルエーテルの作用を検証した結果、興味ある知見が得られたので報告する。
【方法】 正常ヒト表皮細胞 (NHEKs) に対し、アルキルグリセリルエーテルを24時間前処理した後、UVBを曝露した。その後さらに、アルキルグリセリルエーテルと所定の時間共培養したNHEKsを用いてUVB曝露に起因する炎症に関連する各種パラメータの挙動について評価を行った。UVB曝露に起因する細胞傷害はニュートラルレッド(NR)法、細胞内活性酸素種 (ROS) 産生量は蛍光プローブ2’,7’-ジクロロジヒドロフルオレセインジアセテート (DCHFDA)を用いて検出した。また、総グルタチオン(GSH) 量はGSHリサイクリング法を用いて測定を行った。炎症性サイトカインであるインターロイキン-1α (IL-1α) およびプロスタグランジンE2 (PGE2) はELISA法で定量した。
【結果】 アルキルグリセリルエーテルは、UVB曝露に起因する細胞傷害に対して、濃度依存的な緩和作用を示した。また、細胞内炎症応答のトリガーとされる細胞内ROS上昇に対しても有意な抑制作用を示し、総GSH量についても濃度依存的な増加作用が確認された。さらに、UVB曝露後、培養上清中への放出増加が認められる炎症性サイトカインIL-1αおよびPGE2についても放出抑制作用が認められた。また、これらアルキルグリセリルエーテルによる作用は、いずれもUVB未照射NHEKsでは認められず、UVB照射NHEKsにおいてのみ確認された。
【考察】 アルキルグリセリルエーテルは、あらかじめ細胞内の抗酸化システムを増強する作用によってUVB曝露部位特異的に皮膚炎症応答のトリガーとなるROSの上昇を抑制することにより、ROSにより亢進される炎症性サイトカインの放出を抑制している可能性が示唆された。
【まとめ】 アルキルグリセリルエーテルは、UVB曝露下において生成亢進されるROSによる炎症性反応に対して特異的な作用を示したことから、日常的に連用される化粧品用途に適した抗炎症剤であることが期待される。
2017.06.03

東京理科大学研究戦略・産学連携センター共催 第4回JCC産学交流セミナー

化粧品への液晶とゲルの応用

両親媒性分子の高次会合体である液晶とゲルの化粧品への応用に関して、①モノヘキシルデシルリン酸アルギニンのラメラ液晶を用いたO/LCゲルと微細エマルションの調製、②ヘキサデシルリン酸アルギニンのαゲルを用いた高保湿マルチラメラエマルションの形成と皮膚保湿効果の検証について発表した。
2017.06.02

CITE Japan 2017

ユニークなパウダーによる実感コスメ
〜水を抱え込む新美容パウダー & 汗・皮脂・水をブロック!ロングラスティングパウダー〜


水で膨らむ新美容パウダーは、高い凹凸補正効果や塗布中に感触が変わるなどユニークな剤型・感触を演出できます。 ロングラスティングパウダーは、高い撥水・撥油効果で汗・皮脂をブロックし、高い滑り性でスルスルと広がります。女性が求める訴求点を実現するパウダーです。
2017.06.02

CITE Japan 2017

いつまでも魅力的な美髪のために
~油溶性ビタミンCの新たな効果~


NIKKOL VC-IPは経皮吸収性に優れる油溶性ビタミンCで、美白、アクネ改善などの効果が知られています。今回新たに見出されたダメージ毛髪に対する回復作用を紹介します。ダメージ毛髪に作用し、健康な毛髪の状態に戻します。この効果は持続性に優れるため、魅力的な美髪を保つための素材として期待されます。
2017.06.02

CITE Japan 2017

時間巻き戻し遺伝子“クロトー”に迫る!
~アンチエイジング効果と幸福感を紡ぐ ヤグルマギクエキス~


“クロトー”の語源は生命の糸を紡ぐギリシャ神話の女神です。科学の分野では、クロトーは長寿遺伝子とも呼称され、生命の寿命をコントロールする機能を担っています。ヤグルマギクエキスは、肌のクロトー遺伝子を活性化することで加齢のシグナルであるコラーゲンの減少を抑制し、ハリを持続させる効果を示します。さらに、幸福感を生み出すことでメンタルヘルスを改善し、人々のQOL向上に貢献する新素材として期待されます。
2017.05.12

日本化学会 第33回現代コロイド・界面化学基礎講座(界面コロイドラーニング)

界面活性剤多成分溶液系における相図の見方と製剤への応用

界面活性剤のような両親媒性化合物は、独特の溶解挙動を示すとともにさまざまな会合体を形成する。相平衡図(相図)を用いることにより、その挙動や性能を把握することができる。とくに油剤が存在する界面活性剤/水/油系の3成分系相図は、乳化、可溶化の状態と生成機構を理解する上で重要である。
コロイド化学初級~中級技術者に向け、相図の読み方・作り方、乳化・可溶化機構の理解と応用について解説を行った。
2017.04.28

技術教育出版セミナー

クレンジング、クリーム・乳液の処方技術講座

処方開発の基礎としてクレンジングおよび乳液・クリーム製剤の型、処方構成、素材の選択についてまとめた後、処方開発に不可欠な『乳化、可溶化、ゲル形成』と『界面活性剤の選択と適切な使い方』の基本を平易に解説する。製剤の特性賦与および機構解析に必要な『界面活性剤の会合構造(液晶、D相、α-ゲル)とその見分け方』、『界面活性剤/油/水系の相図の読み方と処方設計への応用』については、図の基本的な読み方作り方から、処方系への応用まで解説を行います。さらに仕上げとして『実用系における訴求の変遷とそれに伴う処方の変化と動向』、『ユニークな製品事例における処方設計と特性発現の手法』、『実処方でのトラブル事例と対処法』について 説明を行った。
2017.04.27

Society for Investigative Dermatology (SID)

Effect of a new lipophilic pro-vitamin C, tetra-isopalmitoyl ascorbic acid (VC-IP), on senile lentigo (aging spot) via controlling of melanocytes-keratinocytes interaction.

Senile lentigo or aging spots are hyperpigmented macules of skin that occur in irregular shapes, appearing most commonly in the sun-exposed areas of the skin such as on the face and back of the hands, and are a common component of photoaged skin. Vitamin C is well known to play an important role in maintaining skin physiology, especially as a skin whitening and blighting agent. We previously demonstrated that a new stable lipophilic pro-vitamin C derivative, tetra-isopalmitoyl ascorbic acid (VC-IP), showed significant suppressive effect for UVB-induced skin pigmentation by conversion into vitamin C in skin tissue. In addition, we reported that VC-IP showed multiple physiological activities represented by scavenging of ROS and reduction of inflammatory cytokines, IL-1α and PGE2, in keratinocytes. In this study, we evaluated that effectiveness of VC-IP on senile lentigo (aging spot) by conducting clinical test approved by the institutional ethical committee. VC-IP significantly improved brightness of aging spot and skin tone to evenness by mechanical measurements. Moreover, self-assessment study demonstrated that subjects were satisfied with the following parameters; appearance of aged spot, skin brightness, fading of dullness or yellowing and zero adverse reaction. Furthermore, we newly identified that VC-IP strongly suppressed the melanin delivery by inhibition of dendrite elongation stimulated by endothelin-1 in melanocytes-keratinocytes co-culture system. There are still many discussions on how senile lentigo represents in skin, however, these results suggested possibility that VC-IP is effective for improving hyperpigmented spot based on controlling of melanocytes-keratinocytes interaction without any adverse reaction.
2017.02.08

第8回 MGK毛髪科学研究発表会

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルによるダメージ毛髪の改善効果

毛髪は日常的な外部ダメージ(熱、摩擦、紫外線など)により、撥水性の低下、キューティクルの剥離といった現象が起こり、これらはダメージ感として認識される。本研究では、油溶性ビタミンC誘導体であるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルとダメージ毛髪中のアミノ基との反応性に着目し、ダメージ毛髪に対するテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの持続的な改善効果について検討した。その結果、種々の油剤と比較して、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルのみがアミノ基との反応性に優れることをアミノ修飾ガラス基板を用いた接触角測定により確認した。また、過剰洗浄後の水の接触角が撥水性を示すことから、ヘキシルデカン酸がガラス基板上のアミノ基と化学的に結合したことが示唆された。ダメージ毛髪に対しても同様にテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの塗布により、毛髪撥水性の回復が確認でき、加えてキューティクルの剥離の改善も確認できた。
2017.02.01

日本薬学会 第137年会

大気汚染物質による酸化ストレスに対するジカルボエトキシパントテン酸エチルの有効性

【目的】近年、大気汚染の問題が深刻化し、皮膚への影響が注目され始めている。これまでに我々は、ジカルボエトキシパントテン酸エチル (EDCEP) が正常ヒト表皮細胞 (NHEKs) において大気汚染暴露によるCYP1A1の過剰誘導抑制を介して、ヒト単球由来免疫細胞 (THP-1) における感作性応答マーカーCD86の過剰発現を制御することを報告している。一方、大気汚染による肌荒れ惹起のメカニズムとしては活性酸素種 (Reactive Oxygen Species, ROS) の関与が報告されている。よって、本研究では大気汚染暴露によるNHEKs内におけるROS産生と、これに対するEDCEPの作用メカニズムにつき検証を行ったので報告する。
【方法】大気汚染物質としてDiesel Particulate Extract (DPE) および一般的な酸化ストレスのトリガーとして過酸化水素 (H2O2) を用いた。NHEKsに対しDPEとH2O2を暴露したときのEDCEPの作用について評価を行った。細胞内ROS 産生量は蛍光プローブDCHFDA を用いて検出した。また、酸化ストレス応答に関与する各種遺伝子発現はRealtime RT-PCR法を用い、総グルタチオン(GSH) 量はGSHリサイクリング法を用いて測定した。
【結果および考察】DPEおよびH2O2を暴露したNHEKsでは、ROSの産生亢進が認められた。これに対しEDCEPを処理したNHEKsでは、これらストレス暴露によるROSの上昇抑制作用が確認された。さらに、Nuclear factor-E2-related factor 2 (Nrf2) とその下流遺伝子であるγ-glutamyl cysteine synthase (γ-GCS) 遺伝子発現、さらに総GSH量の処理濃度依存的な増加が認められた。以上より、EDCEPは、予め細胞内の抗酸化システムを増強する作用により、大気汚染に起因する肌荒れの発生予防に有効であると考えられた。
2017.01.13

液晶学会ソフトマターフォーラム第16回講演会

両親媒性物質の自己組織化と皮膚外用剤への応用

リン脂質、脂肪酸、ステロール類およびセラミドなどの生体脂質や界面活性剤は、1つの分子構造の中に親水性の部分(親水基)と親油性の部分(親油基)を併せ持った両親媒性の化合物である。このような物質は水中において自発的に集合し、ミセルや液晶あるいはゲルなどの規則的な構造を持った分子集合体(自己組織体)を形成する。これが、両親媒性物質の自己組織化と言われる現象である。水溶液中で両親媒性物質が形成する自己組織体の構造は、それらの分子構造、濃度および温度によって決まり、与えられた条件の中で最小面積となる幾何学形状をとる。この分子構造と自己組織体の形状との関係は、臨界充填パラメーター(critical packing parameter : CPP)によって考察することができる。
近年、皮膚外用剤の分野において、両親媒性物質の自己組織化を乳化などに応用する研究がなされ、液晶乳化などとして実用化されてきた。さらには、自己組織体を用いて、皮膚保湿作用、荒れ肌改善機能および薬効成分の経皮貯留効果などの皮膚外用剤としての機能を向上させる試みがなされている。そこで本講演では、両親媒性物質の自己組織化と分子構造との関係についてCPPを用いて説明するとともに、ポリグリセリン誘導体と高純度モノアルキルリン酸エステルを例に、これらが形成する特異な自己組織体と皮膚外用剤への応用について解説した。
2016.12.14

日本化学会 コロイドおよび界面化学部会 実用技術講座 

新しい乳化系をどうやって開発するか


乳化系の設計は、化粧品・医薬品など実用分野において機能・特性発現の基本となる。有効な乳化系を開発するための基礎として、『同一の組成でありながら、調製手順により乳化状態や安定性が全く異なる理由』、『微細で均一な乳化粒子の生成に欠かせない基本的な考え方とその解析手法』を理解していただいた後、界面活性剤/両親媒性物質がつくる液晶、αゲルなどの分子集合体を利用したエマルションの調製・安定化、実用系における機能賦与の応用事例について解説を行った。
2016.12.12

日本研究皮膚科学会 第41回年次学術大会・総会

An underling mechanism of the sensitive skin development initiated by oxidative stress 

The sensitive skin is characterized as a highly perceptive skin against environmental stimuli, and also recently is becoming a common skin trouble. The previous studies have been demonstrated that keratinocytes and a reconstructed epidermal equivalent (RHE) exposed to various environmental stimuli such as low humidity, sun lights, and chemicals etc., forms reactive oxygen species (ROS). In addition, CPs in SC in high incidence initiates impaired skin moisture and increases further CPs. In the study, we proposed the possibility that oxidation stress is one of inducers of sensitive skin development.
2016.12.08

筑波大学グローバル教育院ヒューマンバイオロジー学位プログラム(HBP)ビジネスリーダーズセミナー

What I learned through the development research of personal care products:
- Real pleasure and unpredictable traps -


In general, success stories are often told but stories of failure are rarely told. Bitter and painful experiences might be fruitful for your life. These topics are all my real experiences through product development research.
2016.12.02

CMCリサーチセミナー

機能性化粧品開発のための処方技術と応用例

化粧品は、生活社会環境の変化と科学技術の進歩に対応して、訴求と機能が進化している。明確なコンセプトの設定と、それを保証する機能の発現、使用時の実感が不可欠である。本セミナーでは化粧品、トイレタリー製品の技術動向を概説したのち、処方技術をささえる「乳化・分散」「界面活性剤・液晶・ゲル」の基礎を解説します。さらにユニークな機能発現の具体例として、「スキンケア、クレンジング、ベースメイク」における処方技術を紹介する。
2016.11.30

IFSCC2016 オーランド大会国内報告会

Systematic-quantitative evaluation of sedative effect of an aromatic component, “Rosa damascene”, using integrative physiological analysis.
統合生理学的解析を用いた、ダマスクローズ由来香気成分の体系的かつ定量的鎮静作用評価


Introduction
Rose damascene is the one of the most popular and common fragrance. Although it has been traditionally used for achievement of sedative effect, there are few reports regarding how it works on the physical and mental relaxation. In general, preference and sensitivity to aromatic compounds should be varied in accordance with gender, race and age, therefore, it has been considered that it is difficult to define the physiological effect of those on relaxation. In this study, we addressed to establish systematic-quantitative evaluation method to identify the mechanism of sedative effect of Rose damascene on physical condition, through focusing on human autonomic and central nerve system by using the integrative physiological technics.

Methods
Peripheral blood flow
Peripheral blood flow of palm was measured by Laser speckle blood flow imager (Zone Pro). Peripheral blood flow of each subject was monitored at before, during and after inhalation of the sample.

Pupillary light response
To evaluate the response of autonomic nervous system, the light reflex of the pupil was measured by pupil measurement instrument (Iriscorder Dual). The changes of pupil diameter (miosis rate) were calculated as a parameter of the autonomic nervous system state. The miosis rate of each subject was monitored at before and after inhalation of the sample.

Brain blood flow
Brain blood flow of prefrontal area was measured by near-infrared spectroscopy (NIRS OEG-16). Brain blood flow of each subject was continuously monitored at before, during and after inhalation of the sample. The average movie images of brain blood flow were composed for measurement of brain blood flow.

Results
It is well known that there is a correlation between physical and mental relaxation and the increasing of blood flow. Therefore, firstly, we evaluated the effect of Rose damascene on peripheral blood flow. Palm blood flow was promptly increased during Rose damascene inhalation, and this state was continued after odor inhalation. Secondly, we evaluated the effect of Rose damascene on the pupillary light response and blood flow of prefrontal area of brain, as a respective parameter of autonomic and central nerve system response. The miosis rate was drastically increased by inhalation of Rose damascene. Brain blood flow of imaging analysis indicated that the center and the right fields of blood flow on prefrontal area were specifically decreased by odor inhalation.

Discussion and Conclusion
In this study, we investigated the mechanism of sedative effect of Rose damascene by integrative physiological technics. The increasing of peripheral blood flow was eventually induced by suppression of sympathetic nerve system by Rose damascene inhalation. The significant increase of miosis ratio by odor inhalation suggests that autonomic nerve activity shifts to parasympathetic nervous system dominant. A significant decrease of blood flow in the right from the center field of brain prefrontal area suggested the function of sympathetic nerve system suppressed by Rose damascene inhalation. These sequential results strongly suggest that the sedative effect of Rose damascene appears by suppressing sympathetic nerve system. These findings contribute to the objective development of personal care product containing of an aromatic components, regardless of the preference or sensitivity.
2016.11.30

第79回 SCCJ研究討論会

油溶性ビタミンC(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)を用いた損傷毛髪の改善

油溶性ビタミンC(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)は、その構造中にカルボン酸無水物に類似する構造を有しており、損傷毛髪中のアミノ基に対して非常に高い反応性を示すと考えられた。そこで、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルとアミノ基との反応性の確認として、アミノ修飾したガラス基板を用いて水の接触角測定を行った。その結果、ガラス基板の接触角の増大(撥水性向上)を確認し、さらに、この反応は熱なしで進行することも確認できた。つまり、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルはアミノ基に対して高い反応性を有することが分かった。さらに、ダメージ処理を与えた損傷毛髪に対する効果についても検討した。その結果、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルを塗布することにより、損傷毛髪の撥水性向上、キューティクルの毛羽立ち改善、使用感の改善が接触角、SEM、官能評価により確認できた。
2016.11.21

第29回日本動物実験代替法学会

再構成表皮モデルを用いた敏感肌スキンケア素材評価システムの開発

近年、敏感肌を肌悩みの上位に訴える女性の割合が増加しており、敏感肌に対するケア方法の確立は重要なスキンケアとして位置付けられている。一般的に、敏感肌はバリア機能の低下した乾燥性皮膚である。これまで、演者らはストレスに曝露した再構成表皮モデル(RHEE)において、炎症サイトカインであるIL-1αの変化について報告している。IL-1αは表皮保湿機能の変化を伴う外部刺激に対する感受性の亢進に強く関与していると考えられる。そこで本研究では、敏感肌に対する素材の評価システムを開発することを目的とし、敏感肌の形成と外部刺激の関係についてRHEEを用い表皮保湿機能およびIL-1αを指標とし検討を行った。その結果、各外部刺激はIL-1αの誘導および表皮保湿機能の低下を誘導し、敏感肌発生の要因となることが考えられ、本系は敏感肌用のスキンケア素材の評価ツールとして有用であることが確認された。
2016.11.18

The Asian Congress on Alternatives and Animal Use in the Life Sciences

Serious eye damage/eye irritation assessment: SkinEthic™ HCE reconstructed human corneal test method relevance and reliability after Asia Pacific region shipment.

Validation and regulatory acceptance of in vitro test methods for serious eye damage/eye irritation are a worldwide priority considering the legislation requirements e.g. REACH, Cosmetics Directive. In response to this need, L’Oréal developed the SkinEthic™ Human Corneal Epithelium (HCE) Eye Irritation Test (EIT), a widely applicable, straightforward and economic method that was validated by the EURL ECVAM in 2016. From the validation study and its independent peer review it was concluded that the SkinEthic™ HCE EIT is able to correctly identify chemicals (both substances and mixtures) not requiring classification and labelling for eye irritation or serious eye damage according to UN GHS. Results generated in the validation study have demonstrated that the SkinEthic™ HCE EIT is transferable and reproducible within (WLR) - and between (BLR) - laboratories in Europe.
In an effort to allow the global use of the test method for chemical categorization and safety assessment, the transferability and reproducibility of the method in Asia Pacific region was evaluated, following an extended shipment. The current study present the validation study conducted in Cosmos Technical Center (Tokyo, Japan) after extended tissues transit in comparison to results obtained in L’Oréal (France).
Briefly, 40 blinded chemicals representing different functional chemical classes were tested. The chemicals provided a balanced set consisting of 7 Cat 1 liquids, 7 Cat1 solids, 6 Cat 2A/Cat 2B liquids, 6 Cat 2A/Cat 2B solids, 7 No Cat liquids and 7 No Cat solids. The WLR of the three independent runs, based on the concordance of predictions (Cat1/Cat2 or Not Classified) was 100% for Cosmos. Thirty nine out of 40 chemicals were consistently classified in Cosmos and sponsor laboratories showing a BLR of 100% for solids and 95% for liquids. Accuracy obtained by Cosmos’ partner was 88.8% with a sensitivity of 100% and a specificity of 67.9% thereby meeting all acceptance criteria for predictive capacity.
Thus, transferability, reliability and relevance of SkinEthic™ HCE EIT test method after extended shipment remain in agreement with regulatory validation criteria consolidating and supporting its integration as a Validated Reference Method in the OECD Test Guideline 492 currently under revision.
2016.11.09

技術教育出版セミナー

クレンジング、クリーム・乳液の処方技術講座

処方開発の基礎としてクレンジングおよび乳液・クリーム製剤の型、処方構成、素材の選択についてまとめた後、処方開発に不可欠な『乳化、可溶化、ゲル形成』と『界面活性剤の選択と適切な使い方』の基本を平易に解説する。製剤の特性賦与および機構解析に必要な『界面活性剤の会合構造(液晶、D相、α-ゲル)とその見分け方』、『界面活性剤/油/水系の相図の読み方と処方設計への応用』については、図の基本的な読み方作り方から、処方系への応用まで解説を行います。さらに仕上げとして『実用系における訴求の変遷とそれに伴う処方の変化と動向』、『ユニークな製品事例における処方設計と特性発現の手法』、『実処方でのトラブル事例と対処法』について 説明を行った。
2016.11.04

IFSCC 2016 Congress オーランド大会

Systematic-quantitative evaluation of sedative effect of an aromatic component, “Rosa damascene”, using integrative physiological analysis

Introduction
Rose damascene is the one of the most popular and common fragrance. Although it has been traditionally used for achievement of sedative effect, there are few reports regarding how it works on the physical and mental relaxation. In general, preference and sensitivity to aromatic compounds should be varied in accordance with gender, race and age, therefore, it has been considered that it is difficult to define the physiological effect of those on relaxation. In this study, we addressed to establish systematic-quantitative evaluation method to identify the mechanism of sedative effect of Rose damascene on physical condition, through focusing on human autonomic and central nerve system by using the integrative physiological technics.

Methods
Peripheral blood flow
Peripheral blood flow of palm was measured by Laser speckle blood flow imager (Zone Pro). Peripheral blood flow of each subject was monitored at before, during and after inhalation of the sample.
Pupillary light response
To evaluate the response of autonomic nervous system, the light reflex of the pupil was measured by pupil measurement instrument (Iriscorder Dual). The changes of pupil diameter (miosis rate) were calculated as a parameter of the autonomic nervous system state. The miosis rate of each subject was monitored at before and after inhalation of the sample.
Brain blood flow
Brain blood flow of prefrontal area was measured by near-infrared spectroscopy (NIRS OEG-16). Brain blood flow of each subject was continuously monitored at before, during and after inhalation of the sample. The average movie images of brain blood flow were composed for measurement of brain blood flow.

Results
It is well known that there is a correlation between physical and mental relaxation and the increasing of blood flow. Therefore, firstly, we evaluated the effect of Rose damascene on peripheral blood flow. Palm blood flow was promptly increased during Rose damascene inhalation, and this state was continued after odor inhalation. Secondly, we evaluated the effect of Rose damascene on the pupillary light response and blood flow of prefrontal area of brain, as a respective parameter of autonomic and central nerve system response. The miosis rate was drastically increased by inhalation of Rose damascene. Brain blood flow of imaging analysis indicated that the center and the right fields of blood flow on prefrontal area were specifically decreased by odor inhalation.

Discussion and Conclusion
In this study, we investigated the mechanism of sedative effect of Rose damascene by integrative physiological technics. The increasing of peripheral blood flow was eventually induced by suppression of sympathetic nerve system by Rose damascene inhalation. The significant increase of miosis ratio by odor inhalation suggests that autonomic nerve activity shifts to parasympathetic nervous system dominant. A significant decrease of blood flow in the right from the center field of brain prefrontal area suggested the function of sympathetic nerve system suppressed by Rose damascene inhalation. These sequential results strongly suggest that the sedative effect of Rose damascene appears by suppressing sympathetic nerve system. These findings contribute to the objective development of personal care product containing of an aromatic components, regardless of the preference or sensitivity.
2016.11.04

IFSCC 2016 Congress オーランド大会

A New Cleansing Booster in Cleansing Lotion Formulations by Promoting Interface Adsorption of Surfactants

Cleansing products (e.g., make-up removers) have various types of formulation (oil, cream, milk, gel, lotion, and sheet); all these products are required to possess high cleansing ability and comfortable feel . In recent years, cleansing lotions have become increasingly popular among Japanese consumers. Lotions have a comfortable feel  and are practically very easy to use; further, since most formulations are water-based, rinsing with water is not required. However, water-based systems have reduced cleansing efficiency because the highly hydrophilic environment has a limit to perform enough wettability against make-up residue . Many studies regarding cleansing from various points  have been investigated. In the cleansing process (Fig. 1), it is important to promote greater efficiency at each stage, which is how to promote the complex formation and the desorption and so on . Many studies have focused on STEP 3 or 4 . By contrast, the process shown in STEP 2, which is adsorption , the state of bulk and the wetting  has not been the subject of much study. In this study, we focused on STEP 2 of the cleansing process by using a new moisturizing agent, PPG-24-GLYCERETH-24. PPG-24-GLYCERETH-24 was investigated to demonstrate the correlation linking its interfacial activities with the boosting effects on the detergency of cleansing lotions containing PPG-24-GLYCERETH-24 . We speculate that by using PPG-24-GLYCERETH-24 with detergents, we can obtain a cleansing lotion with higher cleansing ability, because PPG-24-GLYCERETH-24 decreases the surface or interfacial tension  and it has the behavior as if promotes the adsorption efficiency of the detergents. It has solvent-like characteristics and does not prevent the interfacial activities of detergents .
2016.11.02

IFSCC 2016 Congress オーランド大会

INFLUENCE OF ANTIOXIDANT-BASED COSMETIC FORMULATIONS ON SKIN INFLAMMATORY RESPONSE


Skin inflammation is a fundamental and beneficial response to initiate the healing process aiming to restore skin homeostasis. During the early inflammatory phase, ROS are generated, and at high concentrations, ROS can induce severe tissue damage, which disrupts the cutaneous barrier.
The epidermis is composed mainly of keratinocytes, and it is rich in ROS detoxifying enzymes, such as superoxide dismutase, catalase, thioredoxinreductase, and glutathione peroxidase. The epidermis is also rich in antioxidant molecules, such as tocopherol, glutathione, and ascorbic acid. The combination of these natural antioxidants provides some natural protection against oxidative stress.
Several studies clearly demonstrate protective effects of antioxidants when administered to cultured cells or applied to animals. However, it is valuable to consider the antioxidant capacity of the whole stratum corneum, and the possible interactions with other biomolecules and baseline antioxidants content.
The cardinal signs of inflammation are redness, heat, pain, swelling and loss of function of the inflamed tissue. Some of them can be measured using skin biophysical techniques and Reflectance Confocal Microscopy (RCM). By non invasive measurements, biophysical techniques and RCM allow for real time way to observe the superficial layers of the skin and their healing after skin inflammation3. In this context, the combination of these techniques contributes to the better understanding of the role of exogenous antioxidants in the skin inflammatory process.
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